先日、RADWIMPSのトリビュートアルバム
『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』
が発売されました。
上白石萌音、ヨルシカ、SEKAI NO OWARI、米津玄師、YOASOBI、Vaundyなど豪華すぎるアーティストが参加し、「原曲の魅力が再発見できる」と早くも話題に。
そもそもトリビュートアルバムって何？
普通のカバーと何が違うの？
どう楽しめばいい？
そんな疑問を持つ方に向けて、今回は、
トリビュートアルバムの意味・魅力・楽しみ方を解説しつつ、過去の代表的な作品も紹介します。
トリビュートアルバムとは？
「tribute（トリビュート）」には、賞賛・敬意というような意味があります。
つまり、トリビュートアルバムとは、
あるアーティストの曲や作品を、ほかのアーティストがカバーしたアルバムのこと。
元の曲の魅力を残しながら、
歌う人やアレンジが変わることで新しい魅力を楽しめるのがポイント！
トリビュートアルバムの魅力
① 曲の新しい表情を楽しめる
「このアーティストはこう歌うんだ！」「原曲はこうだったな」
と比べながら聴くことで、曲の新しい魅力や解釈の違いを発見できます。
完全に自分のスタイルにしているカバーもあり、新しい聴き方が楽しめます✨
②原曲ファンもカバーアーティストファンも楽しめる
カバーをきっかけに原曲を知る人もいれば、
原曲ファンがカバーアーティストにハマることも。
新しい音楽との出会いが生まれます。
③ 音楽の文化をつなぐ
影響を受けた世代が曲を歌い継ぐことで、音楽の歴史や文化がつながります。
特に邦ロックやJ-POP界では、こうした流れが盛んです。
話題のトリビュートアルバム
RADWIMPS『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』
発売日：2025/11/19
＜収録内容＞
「25コ目の染色体」 / 上白石萌音
「最大公約数」 / SEKAI NO OWARI
「トレモロ」 / 米津玄師
「ふたりごと」 / iri
「有心論」 / ずっと真夜中でいいのに。
「いいんですか?」 / My Hair is Bad
「おしゃかしゃま」 / 宮本浩次
「携帯電話」 / DISH//
「狭心症」 / Mrs. GREEN APPLE
「DARMA GRAND PRIX」 / ヨルシカ
「会心の一撃」 / YOASOBI
「前前前世」 / Vaundy
「そっけない」 / ハナレグミ
「すずめ」 / 角野隼斗
📝青春の思い出が詰まったRADWIMPSの名曲を、
令和を代表する豪華アーティストたちがそれぞれの色でカバーした一枚。
SNSでも大盛り上がり！
「それぞれのアーティストが自分の色を出しつつ、RADへのリスペクトがすごい」
「青春が一気に戻ってきた…エモすぎる」
「刺さりすぎて鬼リピ中！」
20周年を祝うこのアルバム、
懐かしくて新しい発見もあって、何度でも聴きたくなる一枚です。
クリープハイプ『もしも生まれ変わったならそっとこんな声になって』
発売日：2024/8/28
＜収録内容＞
「栞」 / SEKAI NO OWARI
「憂、燦々」 / ヨルシカ
「手と手」 / 10-FEET
「イト」 / UNISON SQUARE GARDEN
「社会の窓」 / ano
「ABCDC」 / indigo la End
「キケンナアソビ」 / WurtS
「ナイトオンザプラネット」 / 東京スカパラダイスオーケストラ
「二十九、三十」 / ウルフルズ
「ただ」 / My Hair is Bad
「バンド」 / back number
📝クリープハイプ結成15周年を祝う、愛がたっぷり詰まったトリビュートアルバム。
クリープハイプの特徴的な曲たちを、
個性あふれるアーティストが、それぞれの色でカバー。
どのアーティストも見事に自分のものにしていて、原曲との交互再生がまた最高。
SNSでも「原曲とカバー、交互に聴くと感動が倍増」
「胸に刺さるアレンジばかりでリピートが止まらない」
と大盛り上がり。
クリープハイプのファンも、カバーアーティストのファンも、みんなが楽しめる一枚。
クリープ愛がぎゅっと詰まっています。
ELLEGARDEN『OFF THE WALL -ELLEGARDEN TRIBUTE-』
発売日：2023/11/29
＜収録内容＞
「Missing」 / Vaundy
「金星」 / My Hair is Bad
「ジターバグ」 / BiSH
「高架線」 / マカロニえんぴつ
「風の日」 / 山本彩
「The Autumn Song」 / BLUE ENCOUNT
「虹」 / Saucy Dog
📝ELLEGARDENの結成から20年以上、今も多くのバンドに影響を与え続ける彼らの名曲を、
Vaundy、My Hair is Bad、BiSH、マカロニえんぴつ、山本彩、BLUE ENCOUNT、Saucy Dogの7組がカバー。
エルレが築いてきた音楽の歴史を次の世代へつなぐ一枚。
ずっとエルレを追ってきた人も、今のロックが好きな人も楽しめる、
まさに“伝説と今をつなぐ架け橋”のようなアルバムです。
スタジオジブリ トリビュートアルバム『ジブリをうたう』
発売日：2023/11/1
＜収録内容＞
「となりのトトロ（映画『となりのトトロ』より）」 / 岸田繁（くるり）
「カントリー・ロード（映画『耳をすませば』より）」 / 松下洸平
「いのちの名前（映画『千と千尋の神隠し』より）」 / 幾田りら
「君をのせて（映画『天空の城ラピュタ』より）」 / 家入レオ
「テルーの唄（映画『ゲド戦記』より）」 / Little Glee Monster
「人生のメリーゴーランド（映画『ハウルの動く城』より）」 / 角野隼斗
「風の谷のナウシカ（映画『風の谷のナウシカ』より）」 / 玉井詩織（ももいろクローバーZ）
「ルージュの伝言（映画『魔女の宅急便』より）」 / 木村カエラ
「ひとりぼっちはやめた（映画『ホーホケキョ となりの山田くん』より）」 / 満島ひかり
「海になれたら（映画『海がきこえる』より）」 / GReeeeN
「もののけ姫（映画『もののけ姫』より）」 / Wakana
「時には昔の話を（映画『紅の豚』より）」 / 渋谷龍太（SUPER BEAVER）
「さよならの夏〜コクリコ坂から〜（映画『コクリコ坂から』より）」 / 武部聡志
📝誰しもが聴いたことのある、スタジオジブリの名曲を、
12組の豪華アーティストがそれぞれ自分らしく歌いあげたトリビュートアルバム。
映画の名シーンを彩った楽曲が、新しい解釈とともに蘇る。
それぞれの歌声とアレンジに、ジブリ作品への深いリスペクトが感じられる一枚。
ジブリの楽曲が持つ普遍的な感動を、世代を超えて伝えていきたいという思いが込められている。
ジブリ好きも、今のJ‑POPファンも、一緒にジブリの魔法を楽しめるアルバムです。
トリビュート作品を楽しむコツ
① 原曲→カバー→原曲の順に聴く
まずは原曲を聴き、その後でカバー版を聴き、最後にもう一度原曲に戻ると、曲の構造やアレンジの工夫がより鮮明に感じられます。
「ここをこう変えたんだ！」という発見があると、原曲の魅力も改めて実感できます。
② 歌詞の解釈の差を味わう
カバーではアーティストによって感情表現や声質が変わるため、同じ歌詞でも印象が大きく変わります。
「ここは切なく歌うんだ」「ここは力強く歌うんだ」といった違いに注目すると、歌詞の意味や曲の世界観を深く味わえます。
③ 参加アーティストから新しい音楽を掘る
トリビュートアルバムは原曲ファンだけでなく、参加アーティストのファンにも出会えるチャンス。
カバーをきっかけに「このアーティスト、他の曲も聴いてみよう」と新しい音楽を発見できる、“音楽の入口”としても楽しめます。
④ 参加アーティストのコメントや想いを読む
公式サイトやSNSで発信されているコメントを読むと、どんな気持ちで参加したのか、原曲への敬意や思い入れが伝わってきます。
曲を聴くだけでは感じられない熱や情熱を知ることで、さらに感情移入でき、トリビュートアルバムをより深く楽しめます。
まとめ
いかがでしたか？
トリビュートアルバムは、単なるカバー集ではなく、原曲への敬意と新しい解釈が融合した特別な作品です。
原曲を知っている人は新しい魅力を再発見でき、カバーアーティストを通しては新しい音楽との出会いも生まれます。
曲の表情や歌詞の意味、アーティストの思いまで感じ取れる、まさに「原曲とカバーの両方を楽しむ贅沢な体験」です。
RADWIMPS、クリープハイプ、ELLEGARDEN、ジブリなど、それぞれの個性とリスペクトが詰まったアルバムは、音楽の楽しみ方を広げてくれます。
ぜひ、気になった作品から聴いてみてくださいね！
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